HKT48 10th Anniversary

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「これからの10年」へ思いを巡らせるインタビュー〜ドラフト3期生〜

「これからの10年」へ思いを巡らせるインタビュー〜ドラフト3期生〜

HKT48の活動10周年を記念した、西日本新聞(西日本スポーツ)との共同企画。「これまでの10年」を振り返り「これからの10年」へ思いを巡らせるインタビューの第2回は、2018年に加入したドラフト3期生が登場です。ファンによる投票という、他に類を見ない方法でアイドル人生をスタートさせた4人は、どんな思いでHKT48を見つめ、どんな未来を思い描くのでしょうか。

―HKT48は2011年10月23日に西武ドームでお披露目でした。皆さんは何をしていましたか?

渡部「小学1年生です」

馬場「まじ?」

渡部「(石に)ちゃんと実年齢で考えてね」

石「そこまではちゃんと進んでいる。(自称)17歳から止まっているから」

―みんな小学生ですね。当時好きだったのは?

石「AKB48さんがクラス中ではやっていた時期だから、AKB48さんはめちゃくちゃ好きでした」

渡部「小1のころは、まだぜんぜん記憶が無い」

馬場「なんにもしてなかった。鬼ごっことか…」

渡部「鬼ごっこして、給食をいっぱい食べて、遊んで…っていう時期」

伊藤「だよね。好きなアーティストとかも、特になかったと思う」

石「そうなんだ!クラス中がAKB48さんを歌って踊っていたからびっくり。小5、小6くらいがAKB48さんが大人気で、回りはみんな『AKB、AKB』って言っていたのを覚えています」

―HKT48を知ったのは?

伊藤「私は、さっしーさん(指原莉乃)が移籍するって聞いてHKT48の存在を知りました」

馬場「さやかは『さくたべ(桜、みんなで食べた)』あたりかな」

渡部「分かる!なこみくさん(矢吹奈子、田中美久)!」

石「私も!」

馬場「『ミュージックステーション』(テレビ朝日)で『さくたべ』を歌っているのを見て知りました」

渡部「(矢吹)奈子さんと(田中)美久さんが、めちゃくちゃ小さくて『かわいいねえ~』って言われているころから、HKT48めっちゃ好きでした」

石「大型ショッピングモールに行ったら『さくたべ』が流れていて『この子たちHKT48なんだ』って知りました。その後、学校に行ったらHKT48を好きな子が『桜、みんなで食べた』っていう曲名やばくない?みたいなことを言っていたのを覚えています(笑)」

―みんな「さくたべ」きっかけなの?

伊藤「本当に好きになったのは『さくたべ』あたりからですね」

―ドラフト3期生は2018年1月の「第3回ドラフト会議」でファン投票により指名されました。どんな気持ちで参加した?

渡部「元から(AKB48が)好きでした。1回だけAKB48さんのオーディションに応募したけど書類審査で落ちちゃって、そこで終わりにしようと思っていたら、第3回ドラフト会議の開催が発表されて。迷っていたんですけど、ちょうど選抜総選挙のランクインコンサートがあって。実際に見て、すごくキラキラしていたから、応募締め切りまであと2日くらいでしたけど、やっぱり入りたいと思って、急いで応募しました。コンサートに後押しされた、みたいな感じです」

―イベントなどにも通っていた?

渡部「行けるときは通っていました」

馬場「私は行ったことなかったです。佐賀だったから、テレビに出ていたら見る、みたいな」

―なぜドラフト会議に名乗りを?

馬場「私、1回チーム8の佐賀県メンバーオーディションで落ちたんですよ。で、なんか…次、ドラフト候補生を募集しているらしい。じゃあ申し込んでみようかなって(笑)」

渡部「最初は、軽い気持ちだったよね(笑)」

馬場「軽い気持ちで応募したら書類審査受かっちゃって、二次審査に行ったら受かっちゃって」

―チーム8に応募した理由は?

馬場「チーム8も好きでした。前の佐賀県メンバーの方が卒業されて(新メンバー募集の)CMが流れていて。『そうなんだ。受けよう』って」

―タイミングと勢い?

馬場「ノリで…送った感じですね。チーム8のオーディションを受けたときも、どちらかといえば運動もできないし自信はなかったんです。本当に、なんでドラフトも応募したんだろう。自分でも覚えていないんですよ(笑)」

―石さんがドラフトに参加した理由は?

石「私は『AKB0048』っていうアニメがめちゃめちゃ好きでした。それを見て『受けたい』っていう気持ちはあったんですけど、やっぱりハードルが高いじゃないですか。自分で写真を撮ってアイドルのオーディションを受けに行くって、すごくハードルが高くって。小学生のAKB48さんを好きだった時期に『なりたい』って思っていたんですけど、やっぱりいろいろあるし中学の3年間は触れずに生きてきたんですけど…。高校1年のとき、ふいに『0048』の動画を見て『やっぱり、なりたいかも』って。そのときは進学校みたいなところに通っていて、進路の話も1年生からされるような学校で。進路、どうしようって考えたけど、でもやりたいことがなくて。どうしようかなって思っていたときに『0048』の映像が流れてきて、『やっぱり、やりたいことはこれかもしれない』と思って調べたら、SKE48さんのオーディションがあるって出てきて。小学校のとき悩んでいたのが嘘みたいに、自分ですぐに写真を撮ってバーって送って。そしたら、書類審査に通ったんですよ。『やったー』と思って名古屋に行ったら、二次審査で普通に落ちました(笑)」

伊藤「いや、笑えないよ(笑)」

石「そのとき、風邪気味で声がガスガスで、自己PRでぜんぜん声が出なくて。それが原因かは分からないけど落ちちゃった。その後、STU48さんの1期とか『ラストアイドル』さんの挑戦者オーディションとか…。あと『けやき坂46』さんとか『=LOVE』さんも受けたし」

伊藤「えー!知らなかった!」

馬場「めっちゃ受けてるじゃん!」

渡部「知らなかった!」

石「書類審査に通ったり、通らなかったりって感じだったんですけど、落ちまくって『あー、どうしよう』って思っていたら、ドラフト会議開催の知らせが来て。他のオーディションは何も考えずに応募していたんですけど、ドラフトって、受ける前に顔も名前も公開されちゃうじゃないですか。『ドラフトはちょっと考えものだぞ』と思っていました。写真だけは一応撮って、迷っていたんですけど、動画とかいっぱい見て…やっぱり年齢もあるし…年齢っていう概念がまだあったころですけど」

伊藤「やめてよ(笑)」

渡部「今もあるでしょ(笑)」

石「もし受けなかったら後悔するだろうなって思って、本当にもう締め切りぎりぎり、1時間前くらいに、バッて送って」

馬場「(応募は)スマートフォンだったよね?」

石「そう。スマホだった」

渡部「『応募完了しました』っていうスクリーンショット、まだ残している」

石「私も残している!ドラフトは正直、一次審査に通る自信、めちゃめちゃありました。今だから言うんですけど、写真を盛っていたんですよ(笑)。加工とかはしていないけど、メイクでできる限り。遠いから分からないだろうし、写真だけでも通るようにしようって。夕方だったかな?放課後くらいにスマホを見たら『合格しました』ってメールが届いていて、すごく喜んだ記憶があります」

―そのときは眼鏡かけていた?

石「そのときは裸眼でした。ドラフトのレッスンが始まるとき見えないから、眼鏡をしたんです。コンタクトは怖くて」

馬場「HKT48に入っても、ずっと眼鏡だったんですよ」

石「そしたら先生に怒られました(笑)」

渡部「怪我をしたら危ないからって」

馬場「マネジャーさんに、早めに『1回コンタクトを試してみて』って言われてたんですけど」

石「レッスンもあってタイミングが合わなくて。しょうがなく眼鏡でいたんです、私は。そしたら…」

馬場「レッスン中に注意されるという(笑)」

石「最初は、ストレッチとか筋トレができていないからかなと思ったら眼鏡が理由で(笑)」

馬場「めっちゃ面白かった(笑)」

伊藤「しかも割と長かったよね(笑)」

渡部「注意されている時間が15分くらいあったんですよ。その間、私たちは聴いているわけじゃないですか。一応ストレッチとかしておこうと思ってするんですけど、15分もあったら、もう延ばすところないんですよ(笑)」

伊藤「何やろうかなって(笑)」

石「みんな『んー…』って(笑)」

渡部「何したらいいか分からないし、でも先生は怖いし、下を向くことしかできないし(笑)ドラ3のレッスンって言えば、絶対にこの話が出てきます(笑)」

―伊藤さんがドラフトに挑戦したきっかけは。

伊藤「私はHKT48が好きだったので、HKT48に入るためにオーディションを探していたんですけど、4期生以降はあまりなくて。たまたまドラフトがあって、もしかしたらチャンスがあるかもしれないと思って。(ドラフト2期生の)松岡はなさんとか(今村)麻莉愛ちゃんも(福岡以外の)地方からだったから、自分にもチャンスがあるかも、と思って受けました」

―HKT48を好きになった契機は。

伊藤「『さくたべ』の動画で、なこみくさんとかを見て。お姉ちゃんも好きだったので、一緒に動画見ていて。『なんだこのかわいい子は』ってなりまして。東京で放送しているテレビ番組ってなんだろうって思ったら、そのときは『HKT48のおでかけ!』(TBSテレビ)が合ったので、録画して見ていました」

―そうか。「おでかけ」見ていたんだ。

渡部「見ていました」

―東京出身メンバーとっては「おでかけ」が重要だったんですね。

渡部「本当に『おでかけ』だったかもしれない。HKT48を深く知ったのは」

伊藤「だよね。でもさ、出られると思っていたら終わっちゃったから。『ああ…』みたいな」

石「切ない」

伊藤「ちょうど終わってしまった」

渡部「AKB48さんが好きだったから、とりあえず姉妹グループのテレビも全部見ておこうと思って。『おでかけ』もそうだし、SKE48さんの番組も全部録画していたんです」

伊藤「ねえ『HKT48 VS NGT48さしきた合戦』見ていた?」

渡部「見ていた‼」

伊藤「本当に大好きだった!」

渡部「めっちゃ覚えています!」

馬場「真ん中2人(馬場と石)が置いて行かれている。両端がすごくて(笑)」

石「(番組の)名前は知っているんだよ…」

―HKT48を知ったときのイメージは?

馬場「かわいいって感じ」

渡部「ライブが楽しいっていうイメージ」

―実際に見たライブは?

渡部「『本気のアイドル見せてやるー!』ってやつだったと思います」

―2017年の関東ツアーですね。

渡部「『ももいろクローバーZ』さんの曲とかやっていたときです。それを見に行った理由も、HKT48のコンサートが楽しいっていうことをSNSで見ていたから、じゃあ行ってみようと思って、行ったのが始まりです。よこすか芸術劇場(神奈川県)でしたね。さっしーさんから、レスをしっかり頂きまして」

馬場「しっかりしてる(笑)」

石「私は『朝長美桜さん』ってイメージでした。『桜、みんなで食べた』がそのイメージだったので、それがずっと強めです」

―第3回ドラフト会議はファンの投票が「指名」になる仕様でした。渡部さんは3チームから指名。

渡部「(指名されたメンバーは)チームAから呼ばれていったじゃないですか。私は第一志望がチームAだったから、希望通りなら1番目に呼ばれる。だからそこで『呼ばれろ、呼ばれろ』って思っていたら呼んでいただいたので、すごくうれしくて、ほっとしていたんですよ。『SHOWROOM』配信でもHKT48が好きですとは言っても志望までとは言ってなかったので、チームHで呼んでいただいて頭が真っ白になって。その後KⅣでも呼んでいただいて、余計に真っ白になって。たまに呼ばれたときの私の映像を見たら、本当に目がまん丸になっているんですよ(笑)」

石「分かる(笑)」

―どんな気持ちでくじ引きを見ていたの?

渡部「本当にもう、わけが分からない気持ち。指名していただいたのもびっくりだし、3チームからっていうこともびっくりだし、くじを引こうとしているのが咲ちゃん(宮脇咲良)と、さっしーさん(指原莉乃)と、横山(由依)さんっていうことにもびっくり」

馬場「すごい」

渡部「でも、関東に住んでいましたし、私がそのとき入りたかったのはAKB48さんだったから『本当にどうなるんだろう』っていう気持ちだったけど、全グループが好きだったから『好きなグループに入れるなら嬉しい』っていう気持ちにはなっていました。指名されたら、あのコンサートに行っていたHKT48のメンバーになれるんだって気持ちになって、うれしかったです」

―伊藤さんはチームHの2位指名。

伊藤「それこそファンの方の投票だったので何があるか分からないじゃないですか。もう絶対無理だと思っていたんです。でも(投票したファンが)頑張ってくださったみたいで。ファンの方の投票じゃなかったら、入っていなかっただろうなって、自分で思います」

―馬場さんはチームKⅣに1巡指名。

馬場「愛加里がKⅣの1位で呼ばれて。KⅣ志望は3人くらいいたんですけど、くじ引きを見ながら『あー入れないな』と思っていたんですよ。そしたら次のKⅣで呼ばれて。そのときの記憶ない…かも」

―チームTⅡの2位で石さんが指名された。

石「私は2位なんですけど…1位は…」

馬場「まあまあまあ」

石「(STU48の)沖(侑果)さん、TⅡで指名されたっけ?」

渡部「うん、TⅡだった」

馬場「沖さんも競合していたよね」

渡部「で、沖さんはSTU48さんに行って」

石「その後で呼ばれたのかな?ぜんぜん記憶が無いんですよね。沖さんが(TⅡに)指名されたことも忘れていた」

―HKT48に加入して印象はどう変わった?

渡部「メンバーがみんな本当に優しくて」

伊藤「それはみんな思うよね」

渡部「絶対、他の同期よりも先輩に優しくしてもらっているなって思いました」

石「先輩たちと、すぐに会えたわけではなかった。レッスン中は別だったので」

渡部「レッスン期間が長かったもんね」

馬場「お披露目までが、グループで一番長くかかりました」

―お披露目は4月、場所はさいたまスーパアリーナでした。

馬場「(当時HKT48は)アリナーツアーをやっていて、最初が神戸で。ドラフトで指名された後だったから『もしかしたら神戸でお披露目なんじゃない?』みたいな話の流れになっていたんですけど、何事もなく(笑)。そういうのが2、3回あって、そのたびにワクワクしながら待っていたんですけど(笑)」

渡部「どんどん他のグループのドラ3がお披露目されていくから、徐々に焦り始めて(笑)。でも遅かった分、お披露目の場所が素敵な大きいステージで嬉しかったです」

石「満を持して、って感じだった」

―その年の11月、7周年記念特別公演で正規メンバーに昇格。今HKT48はどんな印象?

渡部「本っ当に、仲良しだなって思います。楽屋でも。いい意味で先輩と後輩の壁がないというか。ちゃんとしなきゃいけないときはあるけど、先輩後輩関係なくお出かけするし、みんなで一緒になってお弁当を食べるし。本当に仲良しなグループだなと思います」

―先輩から教わったこと、学んだこと。

馬場「教わったというか、あらためてすごいなって思ったのが、先日『RESET』公演に出させていただいたんですけど、後半MCに(坂口)理子ちゃんが出られなくなったことがあったんです。いつも理子ちゃんが回してくださっていたので、誰が回す?ってなったとき『さやまる』ってなって。私、MC本当に自信がないんです。KⅣでも1回MCをやったことがあったんですけど、うまくできなくて。本当に、いつも回している理子ちゃんとか、下野(由貴)さんとか今田(美奈)さんとか『すごい』と思いました。人の話を聞くだけで精いっぱいなのに、それをつなげて他のメンバーに振ったりとかぜんぜんできなくて。でもこれを、後輩が受け継いでいかないといけないから…先輩方はすごいなって実感しました」

―先輩から注意された記憶は?

渡部「『こうした方がいいよ』っていうのは、あんまり無かったんじゃない?」

石「けっこうすぐ、5期生が入ってきたから…」

渡部「昇格も早かったしね」

伊藤「だよね」

渡部「先輩に何か言われるというよりは、ダンスの先生に『もっと元気に踊りなさい』って言われることの方が多かった気がします」

―後輩がすぐにできたことで、自分たちでしっかりしなきゃいけなかった。

渡部「覚えているのが、5期生のオーディションをやるっていうのが発表されたのが5月のマリンメッセ福岡。私たちが入って2カ月後のコンサートで、もう『後輩が入ってくる』っていうのを知って、みんなですごくLINE(ライン)したのは覚えています」

伊藤「早いよね」

渡部「どうする?どうする?みたいな」

石「ドラ3って不思議だなあって」

馬場「変な感じ。一緒にいる時間もあんまりなかったし」

石「すぐバラバラになっちゃった」

―石さんは公演デビューまで少し時間がかかった。

石「あんまり記憶にない…」

―「手をつなぎながら」も簡単な公演ではない。

石「ただただ、自分ができなかったっていうことだけ、すごく覚えていて。今もまだまだ満足しているわけではないですが、あの頃に比べたら、ちょっとは成長できているのかなって思いつつ」

馬場「できていますよ」

石「あの頃は本当に、自分でも情けない(笑)」

馬場「それはさやかもすごく分かる」

石「『なんでやらないの⁉』みたいな(笑)。『なんで迷惑をかけているのに、やらないの⁉』って、今になって、そういうことが分かるようになってきました」

伊藤「石さん、本当に変わったって思う。ダンスも上手になったし」

馬場「だって『制服の芽』に出てるんだもん」

石「確かに!」

馬場「『RESET』にも出てるんよ?」

渡部「コンサートでも、リハーサルでちゃんと踊れているんよ?」

石「優しい世界(笑)」

馬場「最初のころはさ、振り動画が送られてきたのにぜんぜん覚えていなかったよね(笑)」

渡部爆笑

石「確かに。私も思う」

―馬場さんはKⅣに一人だった。

馬場「どうしようって。やっていけるか不安でした。同期もいないし」

石「最初から一人だったからね」

馬場「『RESET』とかは初日出させていただいたけど(伊藤と渡部)の2人がいたから、まだ心強かったけど…どうしよう、初日迎えられるのかって、すごく不安だったのを覚えています…」

―HKT48は「次の10年」でどうなっている?

渡部「仲の良さは変わらないでほしいな」

石「何期生までいるんだろう、って考えちゃった。12期生とか?」

伊藤「そこまではいってないと思う」

渡部「今5期生までってことは…」

石「10期生…」

渡部「9期とか。でも気づいたらさ、後輩メンバーが多くなっている時期もありそう」

伊藤「いい意味であんまり変わっていなさそう」

渡部「メンバーが変わってもHKT48の雰囲気は、ずっと変わらないでほしいなって思います」

―次の10年に自分はどう関わっていくか。

伊藤「今は先輩に頼り切りみたいなところがあるので、先輩方が抜けたとき、大変だと思うんですよ。何も自信を持てていなくて。自分自身がですけど。先輩方が抜けたときも心配されないように…世代交代というか、今の若いメンバーも頑張っていかなきゃいけないなと思いますね」

馬場「私も、安心して次を任せられるじゃないけど、温かい雰囲気は守りつつ…5年目とはいえ、まだまだなので…4年いたからといって、誇らしいものが自分にあるわけじゃないので。もうちょっと磨いて。10年後も愛されるHKT48でありたいなって思います」

渡部「きっとこれから後輩が入ってくることも増えるし、愛加里たちもそれに伴って先輩になる。もっと頼りたいって思えるような、1期生さんみたいな先輩になりたいなって思います」

―じゃあ石さん

伊藤「いいこと言ってね」

馬場「プレッシャー(笑)」

石「そうですね…。HKT48の中で個性を持って、このジャンルだったらこのメンバーだよねっていうものを、おのおので見つけて伸ばしていって、いろんな魅力があるグループになって、いろんな人に好きになってもらえたら、きっと先輩たちも安心だし、後輩たちもより輝けると思う。それぞれの強みがあるHKT48にしていけたらなって思います…締まった?いい感じ?」

伊藤「いいんじゃない?」

―質問はもう一個あります。

馬場「締めじゃなかった(笑)」

 

―これを読んでくださったファンの皆様へ。

伊藤「昔から応援してくだっている方にはこれからもずっと応援してほしいし、新しいファンの方もどんどん増やしていけるように、どんどんHKT48が広がっていけるように頑張りたい。ファンの方にもHKT48が変化したって思われるくらいの存在になれたらと思うので、これからもよろしくお願いします」

馬場「最初から見てくださっている方は、一つのグループを10年推し続けることって、本当にすごいことだと思うんです。これからも離れられないような、飽きさせないようなHKT48にしていきたいので、じっと見守っていてほしいです。福岡をはじめ九州から、たくさんHKT48を応援してくださる方が増えたらと思うので、これからもよろしくお願いします」

渡部「ファンの方の中で、アイドルと言ったらHKT48だよねっていうことを心の中に思っていてほしいなと思っていて。どんなときでも、つらいときでも、HKT48を見て元気をもらえるとか、それくらいの存在になっていたらいいなって思います。私たちもつらいときは皆さんに支えてもらっているし、逆に皆さんがつらいときは、私たちが元気を与えられるような存在になれたらいいなって思います。これからもつらいことや、楽しいことがあったら共有していきたいです」

馬場「(石に)いいこと言ってね」

石「やめてよ(笑)。HKT48はとにかくいいグループだって、全メンバーの人柄からも分かるし、スタッフさんも含めいい方ばっかり。だからこそ私たちも、こうしてのびのびと活動をお届けできているし、ファンの方も見てくださって10年を迎えたし。ちょっとまとめられないんだけど…(笑)。HKT48はファンの皆さんが見たまんまのHKT48で、本当にみんなが仲良くて高め合うところは高め合って、しっかりするときはしっかりする、本当に素敵なグループです。今まで推してくださった方は安心して推してほしいし、これから見てくださる方も、素敵なメンバーがいっぱいいるので…いっぱい推してください。10年目もよろしくお願いします」

 

取材協力:西日本新聞社 クロスメディア報道部 古川泰裕記者

 

インタビューの全文は西日本新聞meにて公開!

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